第53回国際ホテル・レストラン・ショー、第46回フード・ケータリングショー、第25回厨房設備機器展の3展示会(通称=HCJ2025)が2月4~7日の4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催される。東1~6ホールを全て使用し、出展規模は800社、2300ブースを予定。「過去最大級の規模になる」と主催の日本能率協会(JMA)。6万5千人の来場を見込んでいる。
JMAによると、今回の展示の見どころは新ゾーンで宿泊・外食のDX推進を提案する「サービス業×テクノロジーEXPO」。AIの導入や、ロボットの活用、テクノロジーの進化で人手不足を解消し、もてなしの向上を実現する製品・サービスが出展される。
「ホスピタリティデザイン東京」は、ホテル・飲食店などのホスピタリティを向上させる設備や空間デザインの提案を行う。観光需要の激増により多様化するニーズに対応する寝具や、家具、客室備品をはじめ、リノベーション提案や、リフォームなどの200社以上が出展する。
トレンドセミナーも例年通りの充実を図った。4日には日本飲食団体連合会(食団連)主催の「日本飲食団体連合会が語る食のトレンド」が開催される。食団連に加盟するさまざまな業態の飲食店経営者、シェフと食団連理事によるトークセッションを催す。
5、7日は「ネクストリーダーズ」が開催される。宿泊・外食業関連企業の20~30代の若手80人が企業の枠を超えて終結する。サービス業界の人手不足や、インバウンド対応などの課題に焦点を当て、ホスピタリティの再検討に挑む。
注目セミナーは、4日開催の東京藝術大学学長の日比野克彦氏による「アートは人を豊かにする」と、日本マイクロソフト業務執行役員エバンジェリストの西脇資哲氏による「こんなに簡単にできる!生成AI活用とDXのインパクト」を挙げている。
来場についての問い合わせ先はJMA来場者ヘルプデスクTEL03(6809)2707。
前回の展示風景