野口観光グループ(北海道登別市)は、昨年6月から実施していた洞爺湖温泉のザ・レイクビューTOYA「乃の風リゾート」の改修工事を終え、10月1日に新装開業した。
温泉街中心部に位置する9階建ての全室レイクビューの大型ホテル(163室)で、10年前に地元企業から取得して全面改修。洞爺湖温泉を代表するホテルの一つとして運営してきた。
今回は、プレミアム棟の「乃の風倶楽部館」を大幅に改修。客室は全て56平方メートル以上の和モダンでスタイリッシュな造りとし、高層階の7、8階には限定2室のセルフロウリュができるサウナと展望温泉風呂が付いたプレミアムルーム(112平方メートル)を設置。各フロアラウンジには階ごとに異なる体験ミュージアムを設け、訪れるたびに異なる特別なひと時を過ごせるようにした。
カジュアル棟の「スパリゾート館」も一部改装を行い、新たな憩いの場として「のぐち文庫」を新設した。
レストランも一新。メインのブッフェレストランではスポーツをコンセプトに、疲労回復や免疫力アップを考えたメニューやキッチンカーでの実演料理を提供する。
2階には昭和の銭湯さながらの「昭和の湯」や、最上階に洞爺湖を一望する「展望大浴場」など、温泉施設もそろえている。
「『自由な過ごし方ができるホテル』がコンセプト。ゆっくり滞在を楽しみ、リフレッシュしてほしい」と同館担当者。 料金はスパリゾート館が1泊2食1室2人利用で1人1万5千円(税込み)から、乃の風倶楽部館は同2万2千円(同)から。季節により変動あり。
同グループは、北海道内に17カ所、道外に4カ所(箱根、湯河原)のホテル旅館を有する。
改装した客室