世界遺産登録30周年テーマ 非公開文化財15件特別公開
JRグループ旅客6社と京都市、京都市観光協会は来年1月1日から3月20日まで、京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」を開催する。59回目の今回は、「世界遺産登録30周年」「洛陽三十三所観音霊場再興20周年」をテーマに、15件の貴重な非公開文化財を特別公開する。京都ならではの歴史や文化を深く堪能できる特別な体験プランなど、多彩な企画を用意。奥深い京都の魅力を駅・列車内などで積極的にPRし、誘客を図る。
平安建都1200年にあたる1994年12月、17件の神社・寺院・城からなる「古都京都の文化財」が日本で5件目の世界遺産として登録された。洛陽三十三所観音霊場は、広域で巡礼が難しい「西国三十三所」に代わるものとして、平安時代に後白河法皇が定めたとされている。明治期の廃仏毀釈(きしゃく)の影響で途絶えていたが、2005年に再興。「洛陽」は京都の異称で、札所はすべて京都市内に位置している。【記事提供:交通新聞】
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