文化庁は12月5日、ユネスコ無形文化遺産への登録を提案していた「伝統的酒造り」について、パラグアイの首都・アスンシオンで開催中のユネスコ無形文化遺産保護条約第19回政府間委員会で「記載」の決議がなされたことを発表した。これにより、国内のユネスコ無形文化遺産は23件となった。
登録に対し、石破茂首相はメッセージを発出。登録に喜びを示しつつ、「伝統的な技術を守り次の世代へ継承するとともに、登録を契機に国内のみならず海外の方にも『伝統的酒造り』を知っていただき、地方創生や海外への更なる展開にもつながるよう関係者の取組を支援していきたい」とした。
また、文化庁では登録を受け、石川県の金沢港クルーズターミナルで「匠のわざと日本の文化を未来へ紡ぐ伝統的酒造りシンポジウム」を開催する。日時は2025年1月25日・26日の10時から16時で、伝統的酒造りに関するトークセッションやお酒の飲み比べ、伝統工芸品制作などの体験イベント、北陸の伝統芸能の上演等を予定。詳細は公式サイトで後日発表する。