JR東日本水戸支社といばらき観光キャンペーン推進協議会、茨城県観光物産協会は10~12月、「茨城プレデスティネーションキャンペーン(DC)」を始める。キャッチコピーは「体験王国いばらき」、テーマは「アウトドア・食・新たな旅のスタイル」。茨城観光のプレゼンスを向上し、観光入り込み客数の増加、観光消費の拡大を図る。
茨城プレDCは、来年10~12月に実施する地域とJRグループ6社(北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州)が一体で行う国内最大規模の観光キャンペーン「茨城デスティネーションキャンペーン」に先立って行われる企画。(1)地域に眠る資源の掘り起こしと観光資源化、旅行商品化への挑戦(2)強みのアウトドアコンテンツや食資源をフックとした観光動機の創出(3)コロナ禍での旅行者意識の変化を的確に捉えて早期需要回復を実現―を狙いに、アウトドア、食、新たな旅のスタイルといったテーマを生かした企画や旅行商品が展開される。
アウトドアをテーマとした企画は、大子町で廃校を活用したキャンプや筑波山麓で謎解きをしながら楽しむサイクルツアー、インフラ(ダム)アクティビティ、魚拓体験会、飛行遊覧体験、「『いばらきサイクルトレイン』×ライドイベント」などが実施される。
食をテーマとした企画は、いばらきフラワーパークでのオーベルジュキャンプや竜神大吊橋で楽しむ「コタツで星空&郷土料理満喫体験」、ワイン文化を巡るツアー、食や酒の魅力を味わうイベント列車「いばらきまんぷくトレイン」「日本酒列車」の運行などが行われる。
新たな旅のスタイルをテーマとした企画は、常陸大宮市で“ゴルフ×ワーケーション×キャンプ”の企画や、学校団体向けのプログラムとしてSDGs探求型学習旅行、県央地域での観光型MaaSが展開される。
このほか、茨城の魅力堪能企画として、駅発着型のツアー「いばらきよいとこプラン」の販売や、「駅からハイキング」などの企画、2次交通バス運行実証実験などが行われる。
目標人数は、茨城プレDCが観光消費額850億円、観光入り込み客数1780万人、茨城DCが観光消費額1千億円、観光入り込み客数2千万人。
いばらきサイクルトレインを運行しイベント開催