一関市観光協会(岩手県一関市)は10日、東京のJR新宿駅でJR大船渡線開業100周年のPRイベントを開いた。同市と大船渡線沿線の観光を紹介するパンフレットを配布。岩手県県南エリアのキャラクター「おもっち」とJR東日本盛岡支社のキャラクター「トレインジャー」が通行人との写真撮影に応じるなど場を盛り上げた。
大船渡線は一ノ関駅(岩手県一関市)と気仙沼駅(宮城県気仙沼市)を結ぶ地方鉄道。1925(大正14)年7月26日に一ノ関駅―摺沢駅(一関市)間が開業、今年で100周年を迎える。曲がりくねった路線が竜の姿に似ていると、「ドラゴンレール」と愛称が付いている。沿線に舟下りが楽しめる「猊鼻渓(げいびけい)」などの観光名所がある。
同市観光協会は猊鼻渓の舟下りと隣町の平泉の観光地巡りを楽しむ日帰りツアーを企画。イベント会場でツアーの紹介パンフレットを市の観光パンフレットとともに配布した。インバウンドの誘致に向けて、台湾出身の同市職員による中国語での案内も行った。
「記念の年に観光で市を盛り上げたい」と同協会の菅原清忠事務局長。
ポーズをとる「おもっち」(中央)と「トレインジャー」2体