日本秘湯を守る会は11日、秘湯を紹介する一般向けの講演イベント「~日本の秘湯と里山の自然~『女性が行きたい秘湯とは?』」を東京・有楽町の有楽町朝日スクエアで開催した。
第1部の基調講演では、日本秘湯を守る会の佐藤好億名誉会長(福島県二岐温泉・大丸あすなろ荘)が「日本の秘湯と里山の自然」をテーマに講演。佐藤名誉会長は「秘湯を守る会は、自然、温泉、地域の環境の中でどういう宿を旅人に提供できるかという課題に答えられる人材を育てる会。一人でも多くの旅人の皆さまに、豊かな自然を味わい、生きる元気と思い出を持ち帰ってもらいたい」と理念についても述べた。
第2部の座談会では、「女性が行きたい秘湯とは?」をテーマに、秋田県乳頭温泉郷鶴の湯温泉の佐藤和志氏、群馬県法師温泉長寿館の岡村興太郎氏、新潟県栃尾又温泉自在館の星雅彦氏、山形県大平温泉滝見屋の安部里美氏、司会として旅行作家の野添ちかこ氏がそれぞれの秘湯を紹介すると共に、女性が行きやすい秘湯の魅力について語った。野添氏は「最近は、女性同士、女性のひとり旅での利用が増えている」と紹介した。