
歓迎のあいさつを行う山形県の吉村知事
全国旅行業協会(ANTA、会長=二階俊博衆院議員)は17日、国内旅行の需要喚起と観光振興の促進を目的にイベント「第17回国内観光活性化フォーラムinやまがた」を山形市の「やまぎん県民ホール」で開いた。全国のANTA会員の旅行会社や都道府県観光関係担当者など約千人が参加。4月から来年1月までの10カ月間にANTA全会員の協力のもと、山形県へ5万人を目標として送客を行うキャンペーンの展開を決定した。
山形県での開催を歓迎して、花笠踊りがオープニングアトラクションで披露された。
共催は、株式会社全旅。後援は、国土交通省、観光庁、山形県、山形県各市町村、日本観光振興協会、日本旅行業協会、日本旅館協会。
公務により欠席した二階会長はビデオを通じて開会のあいさつ。「全国旅行業協会として、地方活性化の反転攻勢のお役に立つために、業界の一大イベントであるこのフォーラムを昨年5月の山梨での開催に引き続き、この山形の地で開催することにした」とフォーラムの意義を説明。さらに「観光振興は地域経済の活性化において極めて有効な手段だ。観光が明るくなれば、世の中全体が明るくなる。ANTA会員一人一人が自ら先頭に立って、皆で元気を出し、力を合わせ、創意工夫のもとに共に前進していこう」と会員に呼び掛けた。
また、来賓として登壇した観光庁長官の和田浩一氏は、「観光は成長戦略の柱、そして、地域活性化の切り札であり、重要な分野であることに変わりはない。今後は国内外の観光需要の本格的な回復、拡大を図りつつ、持続可能な形で観光立国を復活させていくことが重要だ」と強調した。
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