下呂市観光交流センター「湯めぐり館」が4月1日、下呂温泉(岐阜県)の旧下呂館跡地にオープンした=既報。3月28日に行われた完成式で、下呂温泉観光協会の瀧康洋会長は「情報発信拠点として活用し、観光のみならず市全体の発展につなげていきたい」と抱負を述べた。
同館は下呂温泉観光協会が指定管理者として運営。同協会、下呂市、中部電力ミライズ、NTTドコモによる「下呂未来創造プロジェクト」の取り組みとして、先端技術のVRを使った観光コンテンツを提供するほか、駅前にある観光案内所と同館を遠隔で結んだ観光案内システムを導入。24時間貸し出し可能なレンタサイクルも備える。
館内は環境に配慮した電力を使用。交流スペース、休憩スペース、多目的トイレ、授乳室も備え、観光客のまち歩きや自転車観光の拠点として活用が見込まれる。災害時は市民らの一時避難所にもなる。
完成式のテープカット