ブッキング・ドットコムは5日、2019年上半期日本各地の人気予約先トップ5を発表した。日本各地の都市への予約数が多い国別ランキングと、訪日外国人から予約が多かった都市を調査した結果、中国からの予約が最も多く、旅行先として箱根や広島、福岡への予約が多かった。
調査は、1月1日~6月30日までの同社予約サイトを対象に実施した。
日本各地の都市への予約数が多い国別ランキング(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台が対象)では、東京、大阪、名古屋、札幌で中国が1位に。福岡は韓国、仙台は台湾が1位となった。ランキング5位以内に中国、韓国、台湾が含まれるなど、アジアからの旅行客が多いことが分かった。また、タイは東京以外の地方都市、オーストラリアは東京、大阪と大都市に行く傾向となった。
世界各地域別予約ランキング(東京、大阪、京都、成田以外)では、ヨーロッパ、オセアニア、南アメリカ、アフリカで広島が1位に。北米は箱根、アジアは福岡が1位となった。アジアは、北海道から沖縄まで幅広く動いている結果が出た。多くの観光客は、観光先の町の歴史や、記念碑、美術館巡りを楽しみたいという回答が多く、最近は歴史が世界的に有名な広島は、アジア地域以外からの訪日観光客が予約するトップ5に入った。
「歴史や文化、自然を体験できる『コト消費』ができる地が人気の傾向にある」と同社。
各ランキングトップ5は次の通り。
■日本各地の都市への予約数が多い国別ランキング(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台が対象)
東京・1位中国、2位台湾、3位米国、4位豪州、5位韓国▽大阪・1位中国、2位韓国、3位台湾、4位豪州、5位タイ▽名古屋・1位中国、2位台湾、3位タイ、4位韓国、5位香港▽福岡・1位韓国、2位台湾、3位中国、4位香港、5位タイ▽札幌・1位中国、2位韓国、3位台湾、4位タイ、5位香港▽仙台・1位台湾、2位中国、3位タイ、4位米国、5位、香港
■世界各地域別予約ランキング(東京、大阪、京都、成田以外)
北米・1位箱根、2位広島、3位札幌、4位福岡、5位横浜▽ヨーロッパ・1位広島、2位箱根、3位金沢、4位高山、5位奈良▽オセアニア・1位広島、2位白馬、3位箱根、4位札幌、5位高山▽アジア・1位福岡、2位名古屋、3位札幌、4位那覇、5位横浜▽南アメリカ・1位広島、2位高山、3位金沢、4位箱根、5位名古屋▽アフリカ・1位広島、2位箱根、3位横浜、4位神戸、5位福岡