日本修学旅行協会は8月18日、「第17回教育旅行シンポジウム」を東京都江東区の日本科学未来館で開催した。テーマは「これからの教育旅行~コロナ禍を経て『探究的な学習』をどう実現するか~」。同協会が実施した修学旅行の実態調査に基づく基調報告と、中学校、高校の「探究的な学習」への取り組みやその対応として作られた教育旅行プログラムの紹介を行ったほか、それらを踏まえての教育旅行のこれからの方向性や課題などについて多角的に議論した。
基調報告を行った同協会の竹内秀一理事長は、「実社会や体験活動の学習を積極的にやるには学校の中だけで無理で、外へ出ていかなければいけない。今後、学校として修学旅行を探究的な学習の場として活用することが大きな方向性になってくる」などと指摘した。
基調報告を受け、探究的な学習を実現する修学旅行について、学校や受け入れ地からの発表が行われた。府中市立府中第二中学校校長の成清敏治氏は「『探究する修学旅行』を考える」、晃華学園中学校高等学校広報部長・宗教科主任の安東峰雄氏は「探究学習と教育旅行」をテーマに語った。
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