東北運輸局は12日、三陸鉄道(岩手県宮古市)が申請していた北リアス線の新駅「新田老駅」(宮古市田老)の設置を認可した。現在の田老駅と摂待駅の間に位置し、開業予定日は来年10月末の予定。
新駅の設置場所は田老中心部に近く、隣に災害公営住宅や三王団地が造成され、人口が回復傾向にある地域。新駅には、移転する宮古市田老総合事務所が併設される。
三陸鉄道は、JR東日本からの山田線宮古駅―釜石駅区間の移管に伴い、今年度末から北リアス線と南リアス線をつなぐ一環運行を開始する予定。沿線地域の活性化、利用の促進に向けて新田老駅の設置を生かす。