中国駐東京観光代表処、中国文化センター、藤田観光主催の日中文化・交流イベント「中秋節in東京2018」の開幕式が25日、ホテル椿山荘東京(東京都文京区)で開かれた。1年の節目の一つ、中秋節(旧暦の8月15日)に日中双方の観光関係者らが集い、さらなる交流促進を確認しようという催し。中国側から程永華駐日特命全権大使、日本側から観光庁の髙科淳審議官らが出席した。
程大使は「観光と文化を通した民間レベルの交流をさらに進めることが重要」、髙科審議官は「日中の人的交流は昨年初めて1千万人を超えた。交流のさらなる拡大を祈念したい」とそれぞれあいさつ。
テープカットに続き、直径約1メートルの巨大な月餅を披露した。中国では中秋節に十五夜の月を観賞しながら月餅を食べる習慣がある。
会場では中国の楽団による民俗音楽を披露。中国の写真家・湯徳勝氏による世界遺産「中国京杭大運河」の写真展も同ホテルで28日までの日程で始まった。
イベントは今年で6回目。昨年まで箱根ホテル小涌園(神奈川県箱根町)で行われていたが、同ホテルが閉館したため東京に会場を移した。これらの経緯を含めて藤田観光の瀬川章社長があいさつ。懇親会では中国駐東京観光代表処の王偉首席代表、日本政府観光局の山崎道徳理事があいさつした。
程大使(左から2人目)らが巨大月餅を披露