
「星のや」の新ロゴ
星野リゾート(長野県軽井沢町)が運営するホテルブランド「星のや」は、今年で創設20周年を迎える。これに合わせ、同社は4月22日、「星のや」ブランドのロゴをリニューアルした。「旅で世界の人々を結ぶ」意味を込め「目結紋」(めゆいもん)を採用し、日本発のグローバルホテルブランドとしてその地域の魅力を世界に向けて発信する。
「星のや」は、「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで圧倒的非日常を提供している。2025年4月現在、国内外で全8施設を運営するなどグローバルブランドに成長。今年で創設20周年を迎えた。
2021年6月、同社は海外の人々が「星のや」ブランドロゴに抱くイメージ調査を実施。20歳以上の米英仏豪の600人に行ったアンケートで、「従来のロゴから連想される国名に最も当てはまるもの」を聞いた。その結果によると、ローマ字の「HOSHINOYA」は約80%が日本的と回答した一方で、従来のシンボルマークである月星紋(つきほしもん)は、日本以外では中東の印象を持つ人が最も多く、次いで中国・インドと、3地域の印象が回答のおおよそ半数となった。日本のホテルオペレーターとして更なる進化を続けるため、今回ブランドロゴをリニューアルするに至った。
新しいロゴには、鹿の子絞りに代表される絞り染めを表す「目結紋」を採用。日本のホテルブランドとして、その地の風土、歴史、文化をおもてなしに繊細に織り込み、訪れた人がその土地の魅力を深く知ることができる旅を通して、世界の人々を結んでいきたいという想いを持たせている。
「星のや」の旧ロゴ(左)と新ロゴ(右)