日本旅行業協会(JATA)の新町光示会長(ジャルパック)と佐々木隆・海外旅行委員会委員長(JTB)は9日、東京の本部事務局での新年会見で、日本人の海外旅行者数を2007年に2千万人にする目標が未達だったことから、目標年度を2010年に改めると述べた。実行機関として4月に「VWC(ビジット・ワールド・キャンペーン)2千万人推進特別委員会」を開設する方針も明らかにした。
新町会長は「旅行業界として懸念しているのは海外旅行者数が伸びないこと。07年の目標は達成できなかったが、あきらめることなく、10年までに2千万人を必達する」と意気込みを示した。
VWC2千万人推進特別委員会は、佐々木海旅委員長を委員長にJATA役員や政府観光局、航空会社などからの21人で構成。事業計画・方針の決定を業務とし、事業計画の遂行のため下部組織「VWC2千万人推進」を置く。業務終了時期は2011年3月31日。
会見する新町社長(左)と佐々木委員長