知事の会事務局長を務める山本群馬県知事（左）が伊藤環境相に要望書を手渡した
「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産への登録に向けて、登録を応援する知事の会（会長・平井伸治鳥取県知事、37道県参画）が盛山正仁文部科学相、伊藤信太郎環境相に要望書を提出した。知事の会事務局長を務める山本一太群馬県知事が17日、両大臣を訪ね、2026年の国内候補選定、28年の登録実現について支援を求めた。
要望書では、政府がまとめる24年の「骨太の方針」（経済財政運営と改革の基本方針）などに、28年の登録を目指すとの文言を明記するよう要望。温泉文化の普及・継承に対する財政支援なども求めた。
山本知事は「登録への機運は高まっている。2028年の登録に向けて力強い後押しをお願いしたい」と述べた。自民、公明両党の国会議員でつくる「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録推進議員連盟や、宿泊業団体、観光団体などを中心に構成する「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会と連携し、登録実現を目指す考えを示した。
