「災害に対する危機意識と備え」に関する調査 Ethical Japan調べ


 Ethical Japanは24年12月26日、「災害に対する危機意識と備え」に関する調査の結果を発表した。

Ethical Japan株式会社(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:大野 隼輔)は、20~60代の男女を対象に、「災害に対する危機意識と備え」に関する調査を実施しました。

 

地震や台風などの自然災害が多い日本において、日頃の備えは重要です。

 

では、普段から災害に対する危機意識をもっている方はどの程度いるのでしょうか。

また、災害に対してどのような備えをしているのでしょう。

 

そこで今回、防災用品の製造販売を行うEthical Japan株式会社https://ethical-j.com/)は、岩手県、宮城県、福島県、熊本県、石川県在住の20~60代の男女を対象に、「災害に対する危機意識と備え」に関する調査を実施しました。

 

調査概要:「災害に対する危機意識と備え」に関する調査

【調査期間】2024年12月17日(火)~2024年12月19日(木)

【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査

【調査人数】1,010人

【調査対象】調査回答時に岩手県、宮城県、福島県、熊本県、石川県在住の20~60代の男女と回答したモニター

【調査元】Ethical Japan株式会社(https://ethical-j.com/

【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

 

約8割の方が災害に対する危機意識を普段からもっていると回答!

はじめに、「地震などの災害に対して、普段どの程度危機意識をもっていますか?」と質問したところ、約8割の方が『とてももっている(21.2%)』『ややもっている(54.2%)』と回答しました。

 

過半数の方がある程度の危機意識を抱いている一方で、あまり危機意識をもっていない方も一定数いるようです。

 

では、自分や家族が被災する可能性についてどの程度考えているのでしょうか。

 

「自分や家族が被災する可能性をどの程度現実的に考えていますか?」と質問したところ、約7割の方が『とても現実的に考えている(21.2%)』『やや現実的に考えている(49.3%)』と回答しました。

 

危機意識と同様に、多くの方がある程度現実的に被災を考えていますが、現実的に考えていない方も少数いることがわかりました。

 

東日本大震災や熊本地震、そして2024年の元旦起きた能登地震の影響で、災害時に備えて備蓄をしている方もいらっしゃると思います。

そこで、「どのようなものを備蓄していますか?(複数回答可)」と質問したところ、『水(59.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『懐中電灯・ランタン(51.1%)』『食料(49.3%)』『トイレットペーパー(46.7%)』となりました。

 

生活必需品である水を備蓄している方が最多になりました。

また、懐中電灯やランタン、食料やトイレットペーパーなど、災害を乗り越える上で欠かせないものを備蓄している方が多いことが示されました。

約7割の方が災害時の洗濯に不安を感じていると回答!被災経験がある方は洗濯のことで困った?

災害時は、ライフラインが止まる可能性もあるため、毎日着用している衣類を洗濯できないこともあります。

そこで、「災害時の洗濯が出来ないことによる不安はありますか?」と質問したところ、約7割の方が『とてもある(30.2%)』『ややある(44.0%)』と回答しました。

 

約7割の方が災害時の洗濯に不安を感じているという結果から、多くの人々が衛生環境の維持に強い関心を持っていることがわかります。特に、災害時には清潔を保つ手段が限られるため、洗濯ができないことへのストレスや健康への影響を懸念していると考えられます。このことは、災害対策において衛生面のサポートが重要であることを示しています。

 

では、岩手県、宮城県、福島県、熊本県、石川県で実際に被災した経験がある方はどの程度いるのでしょうか。

 

「実際に被災した経験はありますか?」と質問したところ、約6割の方が『はい(62.2%)』と回答しました。

過半数の方が被災経験があるようですが、被災した際に洗濯について困ったことはあったのでしょうか。

前の質問で『はい』と回答した方に、「被災時に洗濯のことで困りましたか?」と質問したところ、約7割の方が『とても困った(29.0%)』『やや困った(40.6%)』と回答しました。

 

前の質問で『とても困った』『やや困った』と回答した方に、「具体的にどのようなことで困りましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『洗濯に使える水が確保できなかった(81.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『洗濯ができず着る服が不足してしまった(20.4%)』となりました。

 

水の確保が最も大きな課題であり、他の問題も水不足に起因していることがわかりました。

 

多機能洗浄剤を知らない方が圧倒的に多いことが判明!

近年では、災害時に役立つアイテムが多く販売されていますが、災害時用の洗浄剤を知っている方はどのくらいいるのでしょうか。

「少量の水でつけ置き洗いをすることができる多機能洗浄剤をご存知ですか?」と質問したところ、約9割の方が『全く知らない(56.9%)』『あまり知らない(28.2%)』と回答しました。

 

多機能洗浄剤の認知度は非常に低いようですが、衣類や食器など多機能にわたって使用できる洗浄剤があれば、被災時の洗濯への不安も少しは解消されるのではないでしょうか。

 

「洗濯・食器洗浄ができる災害用の多機能洗浄剤があれば備蓄したいと思いますか?」と質問したところ、約7割の方が『はい(71.5%)』と回答しました。

 

約7割の方が災害用の多機能洗浄剤を備蓄したいと回答したことから、少量の水で洗濯や食器洗浄が可能な製品に対する需要の高さがうかがえます。このような洗浄剤は、水や環境資源が限られる災害時において、効率的かつ衛生的な生活をサポートする点で大きな魅力があるといえるでしょう。

 

では、自宅での備蓄だけでなく、自身が住んでいる地域の自治体や企業でも備蓄してほしいと思う方はどの程度いるのでしょうか。

「ご自身の居住地区の自治体や企業にも災害時に使える多機能洗浄剤を備蓄してほしいと思いますか?」と質問したところ、約8割の方が『強く思う(31.3%)』『やや思う(49.2%)』と回答しました。

 

約8割の方が自治体や企業に多機能洗浄剤の備蓄を求めている結果から、災害時の衛生環境を支えるために公共や民間の備えが重要であることが明らかです。自治体や企業がこのような製品を備蓄することで、地域全体の安心感を高め、災害時の衛生リスクを軽減する役割が期待されています。

 

まとめ:被災経験者の約7割が洗濯で困ったと回答!被災した際に困らないように多機能洗浄剤も準備すべきでは?

今回の調査で、地震などの災害に対する危機意識や備えに関する現状と課題などが明らかになりました。

 

多くの方が、災害に関しての危機意識をもち、自身が被災する可能性を現実的に考えており、備蓄品として水や懐中電灯、食料やトイレットペーパーなどが上位になりました。

 

災害時のライフラインが遮断される可能性によって、災害時の洗濯へ不安を感じている方は多く、被災経験がある方の約7割が洗濯において「使える水が確保できなかった」「洗濯ができず着る服が不足してしまった」といった経験をしたようです。

 

また、実際に被災経験がある方が過半数を占めているにもかかわらず、災害用の多機能洗浄剤の認知度は非常に低いことがわかりました。

 

洗濯や食器洗浄ができる災害用の多機能洗浄剤について備蓄したいと思う方は多く、自身が住んでいる自治体や企業での備蓄も求める方が多い結果になりました。

 

地震や豪雨などさまざまな災害時に役立つ多機能洗浄剤を備蓄し、被災した際の不安を少しでも減らしませんか。

 

 
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