私たちの地域の魅力、プランで発信
各校のテーマ、思いを紹介
地元自治体から応援メッセージも
高校生が地域の観光魅力を独自の目線で観光プラン化し、その企画内容などを競う、全国高等学校観光選手権大会(愛称・観光甲子園、主催=全国高等学校観光選手権大会実行委員会、共催=神戸山手大学)。第9回大会の決勝大会が、8月24日、兵庫県神戸市の神戸ハーバーホールで開催される。これに先立ちこのほど、同大会実行委員会は、決勝大会に出場する8校を発表した。
今回の大会の観光プランの募集テーマは「地域発の滞在型観光プログラム」または「地域を歩く5日間のウォークツアープラン」のいずれか。さらに「交通、物流、歴史、文化、産業などのストーリーが感じられるようにすること」「訪日外国人旅行者を意識すること」「自分の足で現場を訪れ、地域の方々の意見や思いを反映すること」「隣接する市区町村や、広がりのある地域を対象とすること」などと指定。これまでの募集テーマに比べ、よりその土地や周辺の地域をじっくり巡って楽しむためのプランとそのためのテーマ設定を求めた。
決勝大会進出の8校は、応募のあった42校83プランのうち、書類審査で高得点を得た高校だ。
本紙面では、この8校のプランへの思いと決勝への意気込みを紹介。併せて高校生の取り組みに熱い視線を送る、地元自治体や協力自治体の首長からも各校への応援メッセージを寄せてもらった。
熱いプレゼン合戦 決勝大会で観戦を
決勝大会では各校がプランの内容や狙いなどについてプレゼンテーションを行い、自分たちの観光プランをアピールする。毎年、各校とも衣装にこだわったり、寸劇や動画を取り入れたりするなど、工夫を凝らしたプレゼン合戦を繰り広げており、今年も熱戦への期待が高まる。
高校生の豊かな感性による観光プランが出そろう決勝大会。会場に足を運び、大いに刺激を受けてみてはどうだろうか。
なお大会事務局では、決勝の審査に加わる一般審査員を募集している。申し込みはメールで同大会事務局(kankokoshien@gmail.com)まで。