花と緑の祭典、第28回「全国都市緑化かごしまフェア」(花かごしま2011)が18日、鹿児島県立吉野公園をメーン会場に開幕した。鹿児島や九州新幹線の沿線地域にちなんだ庭園や花壇なども観賞できる。
今月12日の九州新幹線全線開業にあわせて開幕したもの。会期は5月22日まで。会場テーマは「まち、花、緑 かごしま絵巻」。サブ会場は、鹿児島ふれあいスポーツランド。
全国都市緑化フェアは、都市緑化に関する意識高揚、知識の普及などを図ることにより、緑豊かな潤いのある都市づくりに寄与するのが目的。当時の建設省(現国土交通省)の提唱で、1983年からから毎年各地で開催されている。
メーン会場では、かごしまスローライフガーデンとして、鹿児島の暮らしを「暮らしの庭」「さむらいの庭」「おごじょの庭」「島の華園(かえん)」で表現した。
九州新幹線の全線開業で、青森から鹿児島までが新幹線でつながることから、沿線の自治体の観光地や伝統文化を表現した花壇「にっぽん花絵巻」も設置され、人気を集めている。
開幕日には、11日に発生した東日本巨大地震の被災者への黙とうが捧げられたほか、会場内には義援金箱も設置された。
メーン会場の鹿児島県立吉野公園