小池都知事も出席
ツーリズムEXPOジャパン2018で、9月20日の観光大臣会合は、「観光で地域創生を!~持続可能な観光を目指す地域開発とは何か」がテーマ。各国の観光大臣が意見を交わした。
フィリピン共和国のプヤット観光大臣は「全世界にフィリピンの多様な魅力を発信する、グローバルに競争力のある、環境的に持続性のある観光の開発を目指している」などと同国の観光振興施策の方針を明かした。
日本からは東京都の小池百合子知事も出席。2020年東京オリンピック・パラリンピックの話題に触れ、「この機会を捉えて、東京は誰もが生き生きと輝くことができる都市へと大きく歩みを進めたい。そのために道路や鉄道の駅などのバリアフリー化や、外国語での案内を強化していく。こういった取り組みを通じて東京は世界で最も選ばれる都市になり、観光と経済の分野において持続可能な成長を実現することができる」と語った。
観光庁の田端長官は、訪日インバウンド拡大の取り組みによって「日本の文化や自然、食などを多くの人に知ってほしい」と期待した。さらに「東京、大阪などゴールデンルートだけでなく、魅力のある地域がたくさんある。地域の関係者が広域的に連携して、多くの人々が来訪し、地域の人たちとコミュニケーションをして、長く滞在してもらう取り組みを重視していきたい」と地方創生につながる地域への誘客を一層促進する考えを示した。