
スカイスキャナーは3月17日、2025年ゴールデンウィークの海外旅行に関する人気ランキングと急上昇中の目的地ランキングを発表した。今年のゴールデンウィークは飛び石連休となることから、近場の旅行先に注目が集まる一方で、休暇を取得して遠方へ足を延ばす旅行者も増加している傾向が明らかになった。
人気海外旅行先ランキングでは、バンコク、台北、デンパサール(バリ島)などアジアの近場の目的地が上位を占めた。これは今年のゴールデンウィークが4連休と短いことが影響していると考えられる。一方で、ロンドンやパリなどの欧米圏も上位にランクインしており、休暇を取得して最大11連休とする旅行者の存在も示唆されている。
2025年ゴールデンウィーク “急上昇中”の旅行先ランキング(すべての場所から探すを除いたランキング)
2025年ゴールデンウィーク “急上昇中”の旅行先ランキング
急上昇中の旅行先ランキングでは、イスタンブール(トルコ)が前年比147%増で1位となった。続いてヘルシンキ(フィンランド)、カイロ(エジプト)がランクインしており、いずれも比較的物価が安く、長期休暇を活用することで十分に満喫できる目的地となっている。
このトレンドについて、スカイスキャナーは「長期休暇を活かして遠方へ足を延ばしたい」「できるだけコストを抑えつつ、充実した旅を楽しみたい」という旅行者のインサイトが見受けられると分析している。特に円安の影響が続く中で、お得で旅行気分を存分に味わえる遠方の旅行先への関心が一層高まっていると考えられる。