広島駅構内を中心に駅弁事業などを手がける広島駅弁当(広島市東区)は、駅弁を通じた広島の食文化の発信と継承に取り組んでいる。昨年5月には、同社の「郷土料理伝承に不可欠な駅弁の調査研究・価値再構築事業」が、文化庁の令和6年度「『食文化ストーリー』創出・発信モデル事業」に採択された。同社では、駅弁の価値を再構築し、日本固有の食文化として無形文化財への登録を目指している。
同社の事業では、「鉄道の歴史と駅弁の変遷」「広島の郷土食と駅弁」「日本固有の食文化」をテーマにした有識者検討会や、国内外の鉄道食に関するフィールドワーク調査などを進めている。【記事提供:交通新聞】
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