「鉄印帳」 が2日、日本ネーミング大賞2022で優秀賞を受賞した。
株式会社読売旅行と株式会社旅行読売出版社(いずれも代表取締役社長 坂元隆)が、第三セクター鉄道等協議会(会長 小池裕明)および株式会社日本旅行(代表取締役社長 小谷野悦光)と共同で事業展開する「鉄印帳」が、12月2日、一般社団法人 日本ネーミング協会(会長 岩永嘉弘)が主催する「日本ネーミング大賞2022/Japan Naming Award2022」で、優秀賞を受賞しました。
「日本ネーミング大賞」は、ネーミングの重要性を広く社会に発信することで、ネーミングの質と価値の向上を図り、産業の発展に寄与することを目的としています。2020年にスタートし、今年で3回目の開催となりました。
「鉄印帳」は、全国の三セク鉄道40社で構成する第三セクター鉄道等協議会に加盟しているくま川鉄道(熊本県)の永江友二社長が、家族との何気ない会話からヒントを得てネーミングしました。“御朱印帳の鉄道版”として、20年7月から地方鉄道やその沿線地域の活性化を目的に販売を開始。発行部数は5万冊を超え(今年10月末現在53,928部)、各路線を巡って購入する「鉄印」は累計418,659枚(同月末現在)となり、鉄印を求めて訪れる人の運賃収入と合わせて各社の新しい収入源にもなっています。
ネーミング大賞の最終審査会では、「遊び心があるネーミング」「優れた企画コンセプト」「鉄道旅を新しい形で楽しくする力がある」などの高い評価をいただきました。審査委員長の爆笑問題の太田光さんは「暗いニュースが多い中で、未来につながる取り組みとシンプルなネーミングが良かった」と講評しています。
【読売旅行/旅行読売出版社・坂元隆社長のコメント】
くま川鉄道の永江社長のネーミングはもちろん、全国40の三セク鉄道や私たち読売旅行、旅行読売出版社等の取り組みを高く評価していただいたことを心から嬉しく思います。この受賞を機に、「鉄印帳」を通じて地方鉄道の更なる活性化に寄与していきたいと思います