地域OTA構築し、誘客増と消費額向上へ
地域DMOのみなかみ町観光協会が中心となって進める「みなかみ18湯エリア 面的DX(デジタルトランスフォーメーション)化計画」が観光庁の「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」に採択された。「地域OTA(オンライントラベルエージェント)」を構築し、新規・リピート顧客の確保、地域の観光消費額向上を目指す。
町観光商工課・企画課、商工会、宿泊やアウトドア、飲食、物販など地域事業者と連携して事業を推進する。
観光協会の公式サイトに内包する形で地域OTAを構築することで、旅行者に対して情報収集から予約・決済までを一貫して行えるスムーズな「旅マエ」の観光情報を提供、さらに「旅ナカ」ではキャッシュレスによるスムーズな決済、およびポイント付与などによる消費喚起を促す。
観光客にとっては情報収集から宿泊・体験までをスムーズにできるようになり、利便性が向上。事業者にとっても手数料の削減が見込める。
さらに、今まで紙台帳などを利用していた事業者の掲載ができるようになるため、観光客にとっては知られざる良宿を知るきっかけになり、事業者にとっても売り上げを上げる効果がある。
KGI(重要目標達成指標)は、(1)地域OTAによる総販売金額(年間)は2024年度末時点で1億円(2)電子地域通貨決済金額(同)は同10億円を設定している。KPI(重要業績評価指数)は地域OTAの参画事業者数・会員数、電子地域通貨の参加事業者数・登録数などを設定する。
合意形成、事業者の巻き込み状況については、宿泊事業者などを中心に24年度末までに40社、さらに地域OTAの誘導や定期的なキャンペーンの開催により、26年度末までに100社程度の巻き込みを見込む。
予定事業費は850万円、補助事業費425万円を予定している。
観光協会のホームページ
みなかみBookingページ
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