眺望、温泉、美術鑑賞も
第856回よその旅館ホテル
──セールスポイントは。
「2万坪の敷地があり、同じ敷地内にピカソの版画267点を収蔵した『荒井記念美術館』があります。庭には安田侃(かん)さんなど、道内の作家の彫刻もあります。美術鑑賞をゆっくりと楽しめます」
「眺望もセールスポイントですね。日本海と積丹半島を一望する宿として売っています」
──お風呂は。
「源泉100%の掛け流しです。泉質はナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉で、病気後の療養や婦人病、肩こりなどに効きます」
──料理は。
「海鮮の会席膳をお出ししています。岩内は港町ですので、新鮮な魚介類がたくさんあります。アワビの踊り焼きは必ず出していますし、ほかにもカニ足の天ぷらや刺身、揚げ物などがあります」
──客層は。
「札幌方面からが多かったのですが、今は道外からも増えています。お隣のニセコはインバウンドの方が多いですが、うちはまだまだですね。でも、町では外国人客を受け入れようとがんばっていますし、これから増えてくるかもしれません」
──北海道新幹線が開業しましたが、効果は。
「函館から車で3時間なので、あまりないと思っていましたが、思いのほかありました。団体のお客さまからの問い合わせが結構来ています。札幌まで延伸すれば、かなり効果があるのではと期待しています」
──施設の規模は。
「本館が38室、別館が10室、コテージが7棟。それぞれ160人、50人、29人の収容です」
──1泊2食の料金は。
「人数やお部屋によって変わりますが、平日1万900円からです」