1日2組限定、山菜自慢の宿
第852回よその旅館ホテル
──宿の自慢は。
「築90年の木造3階建ての建物と大岩山日石寺の目の前という環境です。もともと日石寺で修行する方の宿坊として120年前に開業しました。昔は駅などで『大岩講』として、一般のおじいちゃん、おばあちゃんを募集して団体で受け入れていました」
──現在の客層は。
「8〜9割が欧米を中心とした外国人のお客さまです。インターネット経由でアメリカ、イギリス、遠いところではポーランドなどからも、国の偏りなくいらっしゃいます。古い日本家屋や山菜料理に興味を持たれるようです」
──料理は。
「山菜料理を中心に富山の旬の魚や川魚のイワナなどを出しています。山菜は敷地内の山々に自生する、わらび、山ふき、ぜんまい、山うど、せり、みつば、竹の子などです。早朝に竹の子掘りや山菜採りをお客さまと一緒に楽しんで、採れたてを食べていただいています」
──館名の由来は。
「昔は串刺しだんごを売っていたようです。今は自分で収穫した素材で手作りのおだんごを泊まりのお客さまのお茶菓子として出しています」
──お風呂は。
「立山連峰の山の水を使っているのでとても滑らかなお湯です。車で2分ほどのところに地下1500メートルから汲み上げた天然温泉『大岩不動の湯』もあります」
──おすすめの過ごし方は。
「日石寺には大岩に半肉彫りで掘り出された3メートルの不動明王像があります。日石寺を参拝して、大自然の中でゆったり過ごしてほしいです。これから4〜5月は山菜が旬を迎え、特におすすめの季節になります」
【1日2組のみ。1泊2食付き8千円から】