標高1000メートル、閑静な湯宿
第1067回よその旅館ホテル
――「標高千メートルの閑静な宿」とあります。
「冬は雪が多く、すぐ後ろがゲレンデですのでスキーをしに来るお客さまが多いです。新雪を求めて多くのスキーヤーが訪れます。夏は涼しく、冬以外の季節は温泉に入ってゆっくり過ごそうという方が多いですね。山の中の温泉地ですが、高速道のインターチェンジや新幹線の駅からも意外に近く、関東や関西の方など、まんべんなくお見えになります」
――どんな温泉ですか。
「関温泉は『上杉謙信の隠し湯』と呼ばれ、湯治場として古くから栄えてきました。湯は鉄分が入った赤いにごり湯で、肌に優しく、よく温まると評判です。街全体で『源泉掛け流し宣言』をして、うちでも源泉掛け流しで使っています。男女ともに露天風呂があるのは関温泉ではうちだけです」
――料理は。
「地元の旬の素材を使った和食を提供しています。春は山菜料理、夏はトマト、トウモロコシなど高原野菜を使った料理が好評です。日本海に近いこともあり、季節の魚介類もお出しします。これからはメバルやカナガシラ、アマエビがおいしいです」
――コロナで大変な状況ですが。
「決して芳しいとは言えませんが、県や市独自の割引制度もありますので、お近くの方も含めてご利用いただければと思います。感染防止対策をしっかり行った上で営業をしています。1組1組ていねいに応対をして、この難局を乗り切りたいと考えています」
――1泊2食の料金は。
「消費税、入湯税込みで1万1150円からです」
【15室、約60人収容(コロナ禍の現在は約半分の収容人数で営業)】