取れ立て魚介の海賊料理
第1026回よその旅館ホテル
――立地は。
「四国の右下の室戸阿南国立公園に位置し、宿からは風光明媚(めいび)な海岸線を望めます。部屋は全室オーシャンビューで、寝ながら波の音が聞けます。祖母、父と続き、私で3代目となります」
――海鮮料理がウリだとか。
「毎朝地元で水揚げされた新鮮な魚介類をふんだんに使った海賊料理が自慢です。生きたまま焼く貝類、アワビは好評です。今の時期は、伊勢エビ、グレ、イサギなどが旬で、料理目当てのお客さまも多いです」
――お風呂は。
「家族風呂を用意し、時間を決めて、ゆっくり漬かっていただいております」
――他にこだわりは。
「父の趣味でもありますが、談話室を設けております。女性や宴会後での利用が多く、ジャズとこだわりの豆を使用したコーヒーで夜のひとときを過ごせます」
――主な客層は。
「30代後半から仕事を引退された方まで幅広く、リピーターが約8割と多いです。宣伝はあまり行っていませんが、紹介で新規の方も増えています。家族みたいな接客が特徴でもあり、宿にいらっしゃり『ただいま』と言われる方には、『おかえりなさい』と言って迎えています。最近は外国の方も台湾などアジア系の方を中心に増えています」
――地域の魅力は。
「町自体は小さいですが、子どもから大人まで温かく、大きな家族が一緒に暮らしているような町です」
――今後は。
「リピーターの年齢が高くなり、今後は若い方など新規顧客を増やしていきたいです。SNSや最新技術を取り入れるなど、温故知新な新しい宿経営のモデルを生み出したいと考えています」
【5室、平日1泊2食8千円から(税込み)】
民宿しらきや|海賊料理・活伊勢エビ料理