東シナ海を望むヴィラ
第838回よその旅館ホテル
──ヴィラ式の館が特徴的です。
「2002年に天草の地にヴィラA・B合わせて10棟でオープンしました。05年にはさらに山の上の斜面にヴィラCを5棟作りました。ヴィラA・BとヴィラCという二つの旅館があるイメージです。15棟は東シナ海を見渡す山の斜面に点在しています」
──部屋の印象がそれぞれ異なります。
「ゾーンごとに部屋のコンセプトがあります。ヴィラAは『OLD天草』、Bは『NEW天草』、Cは『キリスト教が伝来した中世の天草』です。全ての部屋に源泉かけ流しの温泉、露天風呂がありますが、部屋の作りは異なっています」
──源泉は。
「700年の歴史を誇る下田温泉です。無色透明のつるつるとしたなめらかなお湯は、ナトリウム炭酸水素塩泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復などに効果があります」
──料理は。
「天草は四方を海に囲まれており、地魚を中心とした懐石料理を提供しています。ヴィラA・BとCにそれぞれレストランがありメニューが異なります。お肉も召し上がりたいお客さまは懐石料理の焼き物を天草黒牛か天草大王という地鶏を選んでいただくこともできます。また2泊目以降は1泊目とは全く異なるお料理をお出ししています。個人的には1泊目のお料理よりもおすすめです。ぜひ連泊をして楽しんでいただきたいです」
──お勧めの天草観光は。
「世界遺産への登録が期待されている崎津天主堂、大江天主堂などの教会めぐり、野生のイルカに会えるイルカウォッチング、島内に多数ある個性豊かな窯元の見学などが人気です」
【15室。1泊2食付き2万5千円から】