
癒しの温泉、湖畔の宿
――立地は。
「立山黒部アルペンルートの入り口、信濃大町にも近い木崎湖の湖畔にある温泉旅館です。湖はボートやカヌー、釣りなどが楽しめるほか、キャンプ場もあり、レジャーを楽しむお客さまで年中にぎわいます。ワカサギ釣りが夏も冬も楽しめるので人気ですね。コロナ禍で密を避けるレジャーが人気のせいか、今夏はキャンプ場がすごくにぎわっています」
――宿のセールスポイントは。
「温泉です。泉質は無色透明の単純アルカリ泉。『癒やされる』『リラックスできた』とお客さまから評判で、精神的な部分の効果が期待できるようです」
――料理はどんなものを。
「地元の信州牛を使ったすき焼きを1人用の鍋でご用意するほか、ふたものや焼きもの、刺し身などを季節によってご用意しています」
――客層は。
「以前は関西からが多かったのですが、今は東京など関東方面の方が多いですね。最近は以前お泊まりになって、再び来られた方、リピーターの方も増えてきました。子どもや学生たちのスポーツ大会やイベントの合宿を受けることもあります。外国人のお客さまはあまりいらっしゃいません」
――サービスについて。
「家族経営でやっていますが、人手不足で全ての部屋にお客さまを泊められないなどなかなか厳しいところがあります。創業して100年ぐらいになりますが、これからは今までの経営手法を少し変える必要があるかもしれません」
――1泊2食の料金は。
「税別1万円から。合宿は7千円から受けています」
【20室、約60人収容】