飛騨の家具を使った客室
ひだホテルプラザ(井ノ下雄志社長)はミシュランガイド三つ星に輝いた観光地、飛騨高山のランドマークホテルといえる。古い街並みや高山陣屋などの主要スポットにも近く、観光にすこぶる便利だ。
源泉「飛天の湯」は市街地の中では豊富な湯量を誇る。ナトリウム塩化物泉は“美人の湯”として、特に女性客に喜ばれている。
喜多館9階には飛騨の山並みを一望できる展望風呂や露天風呂がある。さらに屋上には開放的なジャグジー風呂、壺風呂(陶器風呂)も。壺風呂は天然温泉をゆったりと独り占めできるとあって、宿泊客に人気だ。「特に冬の澄み切った夜空に輝く星空は至極の夜空」といい、ぜいたくな気分にさせてくれる。
東館地下1階は畳敷きのバリアフリー対応で、飛騨のおもてなしのなせる心遣いだ。
飛騨高山といえば「飛騨家具」でも有名で、そのブランド力は高い。日本国内では家具の五大産地(旭川、静岡、府中、大川、飛騨)があるとされる。
飛騨高山は昔から椅子などの脚物を作っていた。脚物は家具の中でも作るのが難しいとされ、高い技術が必要となる。飛騨高山の家具の質の高さはこうした裏付けがある。
ひだホテルプラザでは飛騨高山の家具を客室はもちろん、パブリックスペースの全ての家具に用い、飛騨ブランドの良さを宿泊客にアピールしている。「地域に貢献したい」という姿勢の表れだ。
客室では市内の家具メーカーの家具調度品をぜいたくに使っている。「100年かかって育ったものは、100年使えるものに」という理念で作られた本物の家具が宿泊客の心を癒やす。
▽ひだホテルプラザは岐阜県高山市花岡町2の60。TEL0577(33)4600。http://hida-hotelplaza.co.jp/