趣異なる二つの源泉
伊勢志摩国立公園、鳥羽本浦温泉の「サン浦島 悠季の里」(吉川勝也社長)は、雄大な伊勢湾の景色を間近に望む宿。敷地にはこの地で最も古い平成元年に湧出した「珠光の湯」と、平成26年に湧出した「“新”珠光の湯」の二つの源泉があり、趣の異なる湯を思う存分楽しめる。
ともにアルカリ性単純温泉だが、珠光の湯は透明でpH9.5、“新”珠光の湯は微弱白色でpH9.8と、見た目と成分が異なる。前者は神経痛や筋肉痛、後者は慢性消化器病や冷え性に特に効くという。
大浴場「まろびね庵」(まろびねは「うたた寝」の意)で湯巡りを楽しみたい。男女とも露天風呂をはじめ、ひのき風呂、陶器風呂(男性用)、大桶風呂(女性用)と、多彩な湯船が広がる。
3種類の貸し切り風呂も備える。このうち「参の湯」は森林浴とともに温泉を楽しめる館外の露天風呂。温泉露天風呂付きの特別客室も用意している。「さらなる寛ぎをお届けするために7月にロビーをリニューアルした」(同館)。
▽サン浦島 悠季の里は三重県鳥羽市浦村町1215の5。TEL0599(32)6111。
公式サイト:https://www.sun-urashima.co.jp/
男性露天風呂