創業150年以上の老舗
鵜飼で有名な岐阜長良川温泉。十八楼(伊藤善男社長)は長良川の河畔に建ち、鵜飼と温泉を楽しむ宿泊客でにぎわいを見せている。
創業は江戸時代末期の万延元年(1860)。屋号は松尾芭蕉が岐阜来遊時に夏の鵜飼の様子を詠んだ「十八楼の記」にちなむ。150年以上の伝統を誇る老舗旅館で、伊藤社長は8代目に当たる。
十八楼は、老舗の伝統を守りつつ、新たな時代を迎えるに当たり、創業150年記念事業の一環として2012年、旧家の蔵を再利用した「蔵の湯」、13年5月には、蔵の湯と露天風呂、展望内風呂を備えた「お湯処 川の瀬」をオープンした。
10年から宿泊客限定で毎日開催している「川原町散策ミニツアー」は、宿周辺の古い町並みと相まって、束の間のタイムトリップを味わえる。
▽十八楼は岐阜県岐阜市湊町10。TEL058(265)1551。http://www.18rou.com/