自然にたたずむ名湯
温泉が多い信州でも特に「西の白骨、東の扉」と称される名湯・扉温泉の明神館(齊藤忠政社長)。1931年6月に創業、今年で87年目を迎える。
扉温泉の名前は、天の岩戸を開いた天手力雄命(あまのたぢからおのみこと)が戸(扉)を戸隠神社に運ぶ途中にこの地で休んだという神話にちなむ。
明治初期に発見された扉温泉は「胃腸に効く」として湯治客の人気を集めてきた。標高1050メートルに位置し、国定公園の自然にたたずむ小さな旅館だった明神館も、時代に合わせたリニューアルを行い今では日本を代表する温泉宿に成長した。
松本市は、松本城などの史跡のほか、なまこ壁の土蔵造りの店が並ぶ城下町など、観光客は歴史に触れながら散策を楽しむことができる。
☆明神館は長野県松本市入山辺8967。TEL0263(31)2301。http://www.tobira-group.com/myojinkan/
立ち湯「雪月花」