◎…夏の高校野球も地方大会が終わり、8日から甲子園の熱戦が始まる。「先日も地元・土浦の球場に観戦に行った。甲子園の試合が終わるまで元気が出る季節だ」。茨城県つくば市に生まれ、土浦市に在住。1974年にJTBに入社してから土浦支店には3度配属され、そこでの教育事業で担当した茨城県南部の高校を応援する。「集中して一生懸命にやっている姿を見ているとジーンとくるものがある。プロ野球にない魅力だ」。県南の高校が出場する試合にこだわらず、甲子園にもこれまで数多く足を運んでいる。
◎…土浦支店長、法人営業茨城南支店長などを歴任し、JTB関東本社営業部長を経て、今年6月から現職。57歳。見た目は温厚だが、「ここぞというときには熱くなるタイプ」。信条は「明るく元気に仕事をする」「汗をかく」「気持ちを込める」「一生懸命やる」。高校野球と通じるものがある。
◎…旅行も趣味。観光よりも食べる方を重視し、「特産品店や宿泊施設の売店をのぞき、地域の魅力をウォッチしている」。なかでも菓子の甘い物系に目がない。一番というものを挙げてもらったところ、「京都だと『阿闍梨餅』、岡山は『大手まんじゅう』、長崎は『おたくさ』、それと……」ととめどない。駅弁もまた楽しみ。菓子や駅弁を語る時、想起しその味覚が舌によみがえるのか、実にうれしそうだ。
【聞き手・板津昌義】