
開放感あふれる「大露天風呂」
東北最大級のマウンテン&スノーリゾートとして名高い山形県・蔵王温泉は開湯1900年を超える歴史を持つ日本屈指の名湯。毎分約5900リットルと全国10本の指に入る豊富な湯量を誇り、硫黄の香りと源泉46カ所、3本の川から立ち上る湯気が温泉街の風情をいっそう引き立てる。
温泉は、国内2位のpH値(最大1・5)を誇る「硫黄泉」のほか、「酸性泉」「硫酸塩泉」「塩化物泉」「含鉄泉」の五つの泉質を持ち、肌を引き締める「含アルミニウム泉」(泉質からは除外)も有する豊富な泉質。温泉街にある33全ての温泉施設は体内の活性酸素を抑える「還元系温泉」で、硫黄泉の持つ抗酸化力の効果と併せて「若返り」が期待できる、まさに”奇跡の温泉”といえるだろう。
開放感あふれる「大露天風呂」
蔵王温泉のメインストリート「高湯通り」は、温泉街の最も高い場所に位置する酢川温泉神社までの約300メートルの道沿いに、旅館や飲食店、土産屋が立ち並ぶ昭和レトロな散策道。「上湯」「下湯」の共同浴場をはじめ、足湯、珍しい手湯などが点在し、湯巡り好きにはたまらないスポットだ。中でも1本裏手の湯の香通りに構える「川原湯共同浴場」は、建物直下に源泉があり、湯船の底から湧き出す「足元湧出」。空気に触れる前の、最も新鮮な湯を享受できる。
足元湧出の「川原湯共同浴場」
蔵王のシンボル「樹氷」やスキーなどの冬レジャーはもちろん、暖かくなるこれからの時期は、桜や新緑を眺めながらのトレッキングがおすすめ。コースも豊富で、温泉街からロープウエイを利用すれば初心者も気軽に楽しめる。
■蔵王温泉観光協会TEL023(694)9328。https://zaomountainresort.com/