現状把握し、適切な対策を提案
レジオネラ属菌対策に詳しいアクアスは、対策の第一歩は正確なレジオネラ属菌検査であるという。検査はその後の対策の方針を決定するための重要なデータとなるので、何よりも正確な検査結果が必要だ。
レジオネラ属菌の検査には検査機関の技量が要求される。厚生労働省通知(薬生衛発0919第1号)でも精度管理は必須とされており、精度管理の実施が信頼性の高い検査結果の保証につながるとしている。同社では英国のPublic Health England(PHE)が主催するレジオネラ属菌検査精度管理プログラムに継続して参加。検査精度の客観的な評価を受け、その維持に取り組んでいる。
茨城県つくば市にある同社の「アクアスつくば総合研究所」では年間約3万検体ものレジオネラ属菌検査を受託し、世界トップレベルという。同研究所では見学会、勉強会なども行っている。「見学会は事前申請により参加できる。貴重な体験ができるので、ぜひご参加を」と同社の温浴事業部長、藤田秀磨氏。
また、同社では昨年からオンサイトレジオネラ衛生管理プログラム「リセット」の提供を開始。リセットはオンサイトで遺伝子検査(PCR法)を行い、サンプリングから1時間以内で結果を判定することができるサービス。従来はPCR検査に半日から1日を要していたため、緊急事態に早期に対応することができるとしている。
藤田氏は、「レジオネラ症対策に不安があればお問い合わせを。正確な検査で現状を把握し、適切な対策を提案する」という。同社は、現状の把握から対策、管理、維持までをワンストップで展開できる「レジオネラ対策ソリューション」を提供できることがなによりの強みと言える。
検査の様子