【ウイルス対策特集】エア・ウォーター・バイオデザインの消臭除菌水生成器「ライポック」


Laipoc(右)とスプレーボトル入り商品

においの不快感が小さく、肌に優しい

医療、ヘルスケアなどの研究、製品開発を行うエア・ウォーター・バイオデザイン(神戸市)は、旅館・ホテルを中心に、業務用消臭除菌水生成器「Laipoc(ライポック)」の提案を強化している。

Laipocは、次亜塩素酸を主成分とするpH6~8の中性の消臭除菌水を生成する。中性域で強い刺激臭もないため、においによる不快感も小さく、肌にも優しい。希釈などの面倒な作業は一切不要で、電解質を主成分とする原液を電気分解することで、手軽に目的に合わせた濃度の消臭除菌水を大量に生成できる。顧客からは、「アルコールでの除菌清掃と違い、手荒れがしなくなった」「雑巾の嫌なにおいがなくなった」などと評価されている。

有効塩素濃度は、(1)低濃度(1リットルあたり約25ミリグラム)(2)標準(1リットルあたり約50ミリグラム)(3)高濃度(1リットルあたり約100ミリグラム)から選択ができる。

(1)で生成した消臭除菌水は、通常の消臭除菌やすすぎの際に使用する。(2)で生成した場合は、しつこいにおいや菌に対するつけ置きに用いる。(3)はスプレーでの使用など、より高い消臭、除菌力が必要な時に使う。

操作方法は簡単。濃度を選択して、運転ボタンを押すだけ。生成器の上部と下部の2カ所に吐水口があり、選択して消臭除菌水を生成することが可能。

吐水用パイプを除いたサイズは、幅120×奥行350×高さ483ミリとコンパクトな設計で、設置場所を選ばない。

また、Laipocによって生成された消臭除菌水は、「ほぼ無臭であることから、使用に際して強い刺激臭に悩むことはない」と同社。

すでに有名サッカー場、野球場をはじめ、保育園や幼稚園、介護施設などに幅広く導入され、日頃の清掃業務の一翼を担っている。同社では、生成器本体とは別に、スプレーボトル入りの商品も販売している。

「雑巾やモップを使った清掃時に、水の代わりに消臭除菌水を使ってもらえれば消臭、除菌効果を高める。大浴場などの掃除の後に流しておくだけで、ぬめりやカビの発生が低減できる」と同社。

今後も顧客と市場のニーズを的確に把握し、エア・ウォーターグループが持つ多くの研究開発資源を活用し、製品開発につなげていくという。

Laipoc(右)とスプレーボトル入り商品

ライポック


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