光触媒技術できれいな空気に
環境機器メーカーのスイデン(大阪市)は、1947年の創業以来、「快適な職場環境を実現するための製品づくり」を一貫して行う。業務用の扇風機を皮切りに、手軽に持ち運べる送排風機などを開発し、「快適」を提供している。
同社では、新型コロナウイルス感染症対策として、光触媒技術(触媒に光を当て、汚れた物質と化学反応させることで、物質をきれいにすること)を活用した床置きタイプの除菌・脱臭機「Air Create(エアクリエイト)」の販売を強化している。
エアクリエイトは、光触媒技術を得意とするカルテック独自の「サイドフロー技術」を採用した点が特徴。「4枚の光触媒フィルターとLEDの『両面照射』によって、空気の流れを水平にし、生まれたてのようなきれいな空気に浄化する」という。
併せて、「ローンコーティング技術」を用いたことで、フィルターの洗浄が可能。数カ月に1度、浸け置き洗いするだけで分解性能が再生し、「約10年間繰り返し使用できる」と話す。
また、「ターボモード」を搭載したことにより、30分で60畳(93平方メートル)もの大空間に存在する悪臭、有害物質、ウイルスなどを、水や二酸化炭素などの無害な物質に分解する。そのため、旅館・ホテルの宴会場や食事処といったウイルスや菌が気になる「3密空間」への設置が見込める。
ほかにも、気になる花粉もしっかりキャッチする「花粉フィルター」を実装したことで、空気中に浮遊する花粉やほこりをブロックする。
サイズは、幅736×高さ544×奥行203ミリで、重さは約16キロ。
Air Create