室内の空気品質を色と数値で確認
水分測定器や酸素濃度計などを取り扱うミッシェルジャパン(東京都武蔵野市)は、計測器などの米国プロセスセンシングテクノロジー(PST)グループに所属し、同じくグループ会社でスイスに本社を構えるロトロニック社の空気品質モニター「CO2ディスプレイ」を提供している。
コロナ禍の中、こまめな換気(空気品質の維持)が推奨されているが、このCO2ディスプレイは、大きくて見やすい最新のディスプレイユニットを搭載。室内の空気品質をリアルタイムで監視し、色と数値で簡単に確認でき、多くの国の学校などで導入されている。厚労省によると「換気の悪い密閉空間は感染のリスクが高まる要因の一つ」としており、ミッシェルジャパンでは、室内に1台の設置を薦めている。
壁掛け式、卓上型の両方に対応。CO2(二酸化炭素)のみならず、湿度と温度も同時に測定し記録する。本体にはロトロニック社独自技術の湿度センサーも搭載。ディスプレイの操作は、本体に設置されたボタンを使用しての直接設定が可能。保存データはUSBスティックメモリに取り出して、Excelやメモ帳などで確認することができる。
ディスプレイのサイズは、高さ330×幅250×奥行き50ミリ。重さは1400グラム。
同社では「多人数がいる状態で換気が不十分な状態はCO2濃度が上昇し、ウイルスなどの感染リスク上昇に加え、倦怠(けんたい)感や集中力の低下を招く恐れもある」と指摘する。「換気のタイミングと換気量の目安としてCO2濃度測定は、最適な指針とされている」と導入を呼び掛けている。
CO2ディスプレイ