ナノプラチナ畳
い草の畳表に抗菌防臭機能
大一商事（東京都大田区）が開発した天然い草の畳表に抗菌防臭機能を加えた「ナノプラチナ畳」が人気を呼んでいる。
2015年から開発に着手したナノプラチナ畳は、「畳表に国際特許のプラチナシールド技術を用いた。極微小のナノプラチナ粒子を吹き付けて、抗菌防臭効果を実現。抗ウイルス効果も有し、色、においが変化することなく、天然い草の香りを堪能できる」と畳材部部長の渡辺智弘氏。
繊維評価技術協議会（繊技協）が認定している抗菌防臭加工の「ＳＥＫマーク」を畳業界で初めて取得した点が最大の特徴。併せて、抗ウイルス効果のＳＥＫマークも申請中という。
ナノプラチナシールド技術による抗菌防臭加工の特徴は、例えばタオルにナノプラチナ加工を用いた場合、400回洗濯をしても効果の持続が確認できる点。
このナノプラチナシールド技術を今回、業界で初めて天然畳表に応用したことで、「その効果が期待できる」と渡辺氏。
旅館などへの実績も豊富。渡辺氏は「客室や宴会場への採用で、宿泊客に安心・安全を訴求できれば」と語る。
製品ラインアップは、同社契約農家が品質にこだわりを持って織り上げた国産畳表の中から、極上タイプをはじめとする3タイプ。そのほかにも、価格と品質のバランスをとった中国産畳表を1タイプ用意する。
ナノプラチナ畳
ナノプラチナ畳を設置した旅館
