高い殺菌効果、においも少ない
乳製品などの製造・販売を手掛け続けて100年を超える老舗メーカー、森永乳業(東京都港区)は、微酸性電解水生成装置「ピュアスター」の提案を旅館・ホテルに推進している。
ピュアスターは、同社の衛生管理で培った技術をもとに生まれ、全国の自社工場、関連会社の工場でも使用しており、発売から24年が経過した。塩素系殺菌料としての有効成分とされる次亜塩素酸を電気分解によって自動で作り出す。一定した塩素濃度と微酸性に自動調整しながら連続的に出水する。
作られた「微酸性電解水」は、「高い殺菌効果を持ちながら、においがほとんどなく、肌にも優しい」と同社。一般的な細菌や、カビ、各種ウイルスや芽胞にも高い効果が確認されたという。
希釈などの手間がいらず、目や肌への刺激が少なく、残留性も少ないため、殺菌料に不慣れな人も使いやすい。
すでに、飲食店、スーパーをはじめ、ホテル厨房、食品工場、介護施設などに広く導入されている。食品添加物に指定されているため、導入店舗では主に野菜などの食材の洗浄に使用されているほか、効果と扱いやすさを生かし、調理器具やシンク周りの清掃、テーブルやイス、共用スペース部分など、日常的に人の手が多く触れる箇所の除菌にも使用されている例が多いという。
製品ラインアップは1時間あたり300リットルを生成するコンパクト設計の「ミュークリーンⅡ」をはじめ、1日にトン単位で大量に使用する工場や、施設には産業用の中・大型機の「Mpシリーズ」を提供するなど、用途に合わせた多様なモデルを取り扱う。
ピュアスター
▷微酸性電解水「ピュアスター」|森永乳業