前回(10月15日付)、楽天リサーチの調査結果を紹介したが、このリサーチ結果から、「日本人の日常生活の追体験」を楽しんでもらえるようにサポートできる情報を多言語(英語)で準備、自社メディアで掲載、紹介していこう。
■周辺観光、アクセスページ=観光地の情報にはホテル・旅館からのアクセス方法、所要時間、最寄り駅の情報、電車の乗り方、切符の買い方などを掲載しよう。複雑な路線の乗り換えや切符の買い方などは、駅に行けば分かる情報も、外国人が自国でインターネットで観光情報を調べている時に、滞在施設のウェブサイトに掲載されていると、外国人受け入れサポートがしっかりしている施設として、強みになる。
■温泉体験=温泉は日本独特の生活文化体験になる。温泉施設の説明、泉質の情報などはよく掲載されているが、そもそも、「温泉の入り方」(施設内でのマナー、タオルの持ち込みなど)を紹介している温泉旅館サイトはなかなか存在していない。われわれ日本人が当たり前と思って利用している温泉も外国人にとっては異文化体験チャレンジなのだ。
「温泉利用のマナー、基本情報」をぜひ掲載しよう。(参考=トリップアドバイザー How to Enjoy ONSEN (温泉の正しい入り方)http://tg.tripadvisor.jp/enjoy-onsen/
■ソーシャルメディアで期間限定のイベント紹介=周辺のお祭り情報や施設近隣で行われているイベント、季節情報をソーシャルメディア(フェイスブック、インスタグラム、ツイッターなど)で紹介しよう。
「期間限定」「日本独自の文化」「魅力的な画像・動画」は必須事項になる。花火大会、地域のお祭り(神社仏閣、風習)、自然(紅葉)の情報は積極的に、事後報告でも構わないので、最新の情報を発信しよう。そして投稿には必ずキーワードをハッシュタグで掲載しよう。例えば、#花火大会 #fireworks #紅葉 #Autumn #お祭り #festival など。
(コレリィアンドアトラクト代表取締役)=終わり