「どこかに旅行へ行く」「泊まる」「何かを買いたい」「お部屋のコーディネート」「ファッションコーディネート」「休日の遊び方」などの情報収集の手段として、「見る専」の人たちが使用するSNSを二つご紹介しよう。
◇Pinterest(ピンタレスト)=写真系SNS
名前の由来でもある「ピンボード」風の写真共有ができるサービスだ。興味のあることや気になったことに「Pin(ピン)」を付けて保存して、テーマ別に「Board(ボード)」に情報をまとめ、他のユーザーとシェアすることができる。
画像をピン/リピンすると、自動的に画像の引用元のURLがひもづくので、感覚的には「画像を保存している」というよりは、「ウェブサイト・ページを保存している」のに近く、ブックマークとして使えるイメージだ。
もう一つの特徴は、画像や動画をカテゴリー別にボードにまとめることができること。例えば、すてきな観光地の写真を集めて、行きたい旅行先リストを作るなど使い方はさまざまだ。
そして、Instagram(インスタグラム)、YouTube(ユーチューブ)との連携も可能。Instagramではフォルダを分け、カテゴリー別に保存ができないため、InstagramでリンクコピーをしてPinterestでカテゴリー別に保存するという使い方もできる。
◇Tumblr(タンブラー)
Tumblrは、「文章」や「画像」だけでなく、「動画」や「音声」など幅広い種類のメディアをごちゃまぜに投稿することができる。たくさんの選択肢の中から、何を投稿するのかが選べる。
ブログとTwitter(ツイッター)の中間に位置するTumblrは、「長文も書けるTwitter」もしくは「拡散機能のあるブログ」と表現できる。
最大の特徴は、「リブログ」と呼ばれるTwitterで言うところのリツイートのような機能だ。自分のメイン画面に次々と表示される投稿の中から気に入った記事を見つけたら「リブログ」をする。こうすることで、その気に入った記事を自身のフォロワーに対してお勧めしたり、拡散できたりするのが、Tumblrの面白いところだ。
◇ ◇
Pinterest、Tumblrともに、日本への浸透はまだまだだが、海外に向けて発信できるソーシャルメディアとして面白いかもしれない。
(コレリィアンドアトラクト代表取締役)