訪日外国人を集客するためのソーシャルメディア活用
最近、日本おいてソーシャルメディア発で人気の観光スポットになる事例が多く生まれている。例えば、山口県角島はベストセラーになった『死ぬまでに行きたい世界の絶景』で3位にランクインし、その絶景写真がFacebook経由で外国人の間でも話題になった。角島で写真を撮るためにわざわざ訪日外国人が訪れるようになった。
訪日外国人の数は年間2400万人を超えているが、訪日リピーターも増えている。次の旅先をソーシャルメディア上の投稿を見て検討する、友人の投稿から決める、という消費行動が進んでいる。
世界10都市のソーシャルメディア利用状況は次の通り。
上海=1位WeChat、2位Shina Weibo、3位QZone▽ソウル=1位KaKao Talk、2位YouTube、3位Facebook▽台北=1位Facebook、2位Line、3位YouTube▽日本=1位Line、2位YouTube、3位Facebook▽ホーチミン=1位Facebook、2位YouTube、3位Zaio▽バンコク=1位Facebook、2位Line、3位YouTube▽ニューヨーク=1位Facebook、2位YouTube、3位Facebook Messenger▽ロンドン=1位Facebook、2位YouTube、3位WhatsApp▽パリ=1位Facebook、2位YouTube、3位Facebook Messenger▽ベルリン=1位WhatsApp、2位Facebook、3位YouTube
10都市の中で最も利用されているSNSはFacebookで、台湾や東南アジアでは9割以上の消費者が利用している。また、東アジアの東京、上海、ソウルは独自性が目立つ。
上海を除き、YouTubeは上位にランクインしている。動画で宿の滞在シーンや地域の魅力を発信することは有効な施策と考える。動画の制作においては外国人視点で作ることがポイントだ。
ソーシャルメディア集客の肝は、ターゲットを決めて、その国の利用者が多いSNSを選び、ここでしか見ることができない景色、ここでしか体験できない文化、ここでしか体感できない季節、ここでしか食べることができない食事など、自然、文化、気候、食の切り口で定期的に発信し続けることだ。
最近では、Instagramの利用者が増え、写真を主体とした非言語コミュニケーションも活発化している。Instagramでの発信は#(ハッシュタグ)の活用が重要になる。
参考までに訪日外国人がよく使うハッシュタグを紹介する。
#japan #japanese #japantravel #japantrip #asiatravel #asiatrip #asiastyle #travelasia #explorejapan #exploringjapan #igjapan #instajapan #madeinjapan #phos_japan #bestjapanpics #instagramjapan
(コレリィアンドアトラクト代表取締役)