見やすい画面に刷新
シーナッツは2月15日、宿泊施設向けの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」の操作画面を刷新した。今回のリニューアルでは、基本操作は変えない前提としつつ、宿泊施設の要望をもとに業務に合わせた導線を再構築し、約1年をかけて全画面を変更。「基本的な操作方法は変わらないが、見やすくなった」と山田英樹社長。約5千軒の導入施設を当日一斉にバージョンアップし、ユーザーからも「使いやすく、かつ、見やすくなった」と評価されている。
リニューアルと併せて機能追加も実施。例えば、残室・料金管理の機能面においては、ネット販売での販売ステータスや料金プランを変更したい場合に、複数回の操作が必要だったが、全室設定・全プラン設定機能の搭載により、ボタン一つでその日の室タイプすべてを「売り止め」や「販売」にしたり、全プランの料金を変更することも可能になった。
TL―リンカーンは、旅行会社とネット販売からの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできるもの。特定端末に依存せずにインターネットを通じて複数人の同時業務が可能。ホテルシステム(PMS)とのデータ連動もでき、残室・料金調整などの更新スピードも速い。対応販売先は旅行会社、ネット販売を合わせて126社。
また、導入後のフォロー・サポート体制の充実と、ユーザーの声を商品、サービスに反映する点が評価されている。
今回のコロナ禍の中にあっても導入施設は増えているという。「緊急事態宣言発令の際にもご利用いただいていた。TL―リンカーンは必要不可欠なシステムと認識されている」と山田社長。また、「宿泊施設の稼働や売り上げを上げるのが当社の使命。そのために、各施設の販売網を増やす提案を積極的に行う」と話す。
リニューアル後のTL-リンカーンのホーム画面
▷予約管理システムの株式会社シーナッツ