ＥＩＷＸ―シャワー付き
必要な時に必要な分だけ電気使用
日本イトミック（東京都墨田区）は、昨年10月に販売を開始した宿泊施設向けの電気瞬間湯沸器「ＥＩＷＸ―Ｇ300Ａ1」の活用を呼び掛けている。シャワー用途に適し、日本全国に設置可能。三相400ボルト電源を利用し、ヒーター容量は30キロワット。
幅255×奥行き97×高さ397ミリとコンパクトサイズで、客室内のユニットバスの入り口横に設置しても、意匠性を損なわないデザイン。
国内の旅館・ホテルの多くは、24時間施設内に湯を循環させて保温するセントラル給湯方式を採用している。これは常に湯を作り続けることが必要で、一定のランニングコストを伴う。加えて、給湯用の配管にかかるメンテナンス費用も高額という。
新製品は、客室を中心とした給湯が必要な箇所に小型の給湯設備を配置する局所給湯方式タイプ。瞬間式のため、貯湯タンク不要で、配管も短く、初期費用やメンテナンスに伴う費用を削減できる。
瞬間式は、「必要な時に必要な分の電気しか使わないため、維持費の抑制に貢献する。昨今の電気代など物価高に頭を悩ます施設の課題解決に役立てられれば」と同社。
併せて、使い勝手に優れる設計も特長。本体前面に搭載した多機能表示パネルで、設定温度を30～60度で設定でき、給湯・給水温度、流量を把握できる機能を兼ね備え、施工も容易。給湯温度が下がった場合でも一定の流量を保つ「流量優先モード」、設定した温度を優先し、流量を可変する「温度優先モード」も用意。
ほかにも、安全弁を本体に内蔵し、配管をスマートにして、排水処理用の配管を不要にした。漏水時には本体の給水を遮断する「漏水検知機能」を標準装備した。また、60分の連続出湯機能を設けるなど安全面に配慮した。
ＥＩＷＸ―シャワー付き
