【スタートアップ企業特集】MEBUKU 自治体、観光業界向けデジタルソリューション


展示会出展風景

観光体験の価値向上と多言語対応強化

 東京都練馬区に本社を構えるMEBUKUは、観光DXやインバウンド対応を支援する音声AR「Pokkeガイド」を軸に、自治体や観光業界向けのデジタルソリューションを提供。「旅先の物語を伝える」をテーマに、観光体験の価値向上、地域周遊の活性化、多言語対応の強化に取り組んでいる。

 同社は2015年7月に設立。代表取締役の入江田翔太氏は、前職でのマーケティング支援を通じ、「訪日外国人に観光地の魅力が伝わっていない」と痛感。これを解決するため、スマートフォン対応の多言語音声ARガイドを開発し、16年にサービス提供を開始した。当時、自治体が独自に観光アプリを制作する例はあったが、「利用者が限定的」「導入コストが高い」などの課題があった。そこで同社は、低コストで手軽に導入できるシステムを構築。現在では、スタンプラリーやクーポン、マップ機能を備えた観光DXツールとして進化し、全国の自治体や観光施設で導入が進んでいる。

 同社はガイド制作の過程で現地を取材し、地域に伝わる歴史や文化を洗い直す。見落とされがちなローカルな物語を再発見し、観光コンテンツとして磨き上げることを重視している。

 同社サービスは、Pokkeガイドをベースに、オリジナルマップを作成する「デジタルマップ」、地域内の周遊を促す「デジタルスタンプラリー」、SNSのLINEをガイドに活用する「チャット型観光ガイド」といったサービスも提供。顧客は自治体、温泉地、観光協会、宿泊施設、美術館など多岐にわたる。制作・配信ガイド数は500以上で、12言語に対応。芸能プロダクションとのつながりも強固で声優、ナレーターは100人以上を確保。吉本興業とのパイプもあり、お笑いの「かまいたち」が出演したコンテンツも制作。「制作料金は他社と比べても大幅に安く、カスタマイズ性も高い」としている。

使用イメージ

展示会出展風景

【本社】  東京都練馬区桜台3の14の15 2階
【創立】  2015年7月
【事業内容】音声ARガイドサービス「Pokkeガイド」などの開発・販売など
【資本金】 2800万円
【従業員数】15人
【電話番号】03(6914)9483
【ホームページ】https://studio.pokke.in/

観光DXサービス Pokke-旅先の物語を伝える-


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