関東圏は造幣局が上位に 「食」に関心が高い関西圏
リクルートライフスタイルが企画、編集する旅行情報誌「じゃらん」はこのほど、「工場見学」に関するアンケートを実施した。行ってみたい工場見学ランキングは、関東圏では「中村屋 中華まんミュージアム」(埼玉県)、関西圏では「カップヌードルミュージアム大阪池田」(大阪府)をそれぞれ1位に選出した。トップ10は、関東圏では造幣局が2位となるほか、航空会社の工場見学で2施設がランクイン。また、関西圏は飲食系のスポットが関東圏の7施設に対し、9施設となるなど、「食」への関心の高さを示す結果となった。
調査は、インターネットを使用して実施。関東圏は、関東1都6県(東京都、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県)の20代~50代男女を対象に、「関東・東北じゃらん」掲載スポットの中から選択形式で回答を得た。調査時期は5月17~20日。有効回答数は1003人。関西圏は、関西2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)の20代~50代男女を対象に、「関西・中国・四国じゃらん」掲載スポットの中から選択形式で回答を得た。調査時期は8月26、27日。有効回答数は1086人。
関東圏のアンケートによると、工場見学の経験については、約70%が「ある」と回答した。魅力については、「試飲・試食ができる」「無料」のキーワードが圧倒的人気で、ランキングトップ10内に飲食系のスポットが七つもランクインする結果となった。「近年では『食の安全性』を楽しく知ってもらえる場としても注目されている。親子で学べるスポットも多く、雨の日でも楽しめるのが人気のひけつだ」と同社。
関西圏のアンケートによると、行き先の決め手は「無料」が1位であることからも、関西では「お得に楽しく、そしておいしく学べる」施設が人気を集めた。関西圏でカップヌードルミュージアム大阪池田が1位になった理由について同社は「朝のドラマでも話題となり、11月には開館20周年を迎えるなど、話題性が興味を呼んだのでは」と分析している。
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