日本人は、隣の人が座席スペースにはみ出てきても「何も言わず我慢する」割合、世界一! |
隣の人が自身の座席スペースにまではみ出し、ひじ掛けを占領するなどの態度をとった場合、日本人の26%が「無視をして我慢する」と回答しました。これは世界で最も高い割合で、日本人は他の国の人と比べて「迷惑と感じても何も行動しない」傾向にあることが明らかになりました。
一方で世界平均をみると、半数近い45% が「スペースをあけてもらうように直接言う」と回答。とくにドイツ、オーストリアをはじめとしたヨーロッパの人が直接本人に伝える傾向があるようです。
「隣の人が自身の座席スペースにはみ出てきたときの対応」として、日本人の回答で最も多いものは「タイミングを見てひじ掛けを下ろし、スペースを確保する」で、その次に多いのが「席を替えてもらえないかCAに丁寧に頼む」という結果となりました。
他の乗客からの迷惑行為には「CAを頼る」日本人 |
「後ろの人が座席を蹴ってきたときの対応」として、日本人で最も多い回答は「CAからやめてもらうよう伝えてもらう」がほぼ半数の49%。しかし、世界平均をみるとこの回答は24%と日本人の結果に比べると半分以下の数字です。世界的には「直接本人にやめるように言う」という回答が40%で最も高い割合となりました。日本人が「直接本人に言う」割合は、わずか19%で、この数字は世界で下から3番目という結果になりました。
日本人が「空港や機内で迷惑だと思う人」 第1位は「酔っ払いの乗客」 |
「空港や機内において、どんな振る舞いをする人を迷惑や不快に感じるか」という質問では、日本人の回答の第1位は「酔っ払いの乗客」、第2位は「前の席を蹴ったり、つかんだりする人」、3位は「体調が悪く、ウイルスをまき散らす人」という結果に。昨年の調査で1位だった「前の席を蹴ったり、つかんだりする人」という回答は2位となりました。
この1位から5位までのランキングは世界平均でも全く同一の回答で、「酔っ払いの乗客」が1位となっています。海外へ行く際の長時間フライトなどでは、アルコールを飲む人も多くいるかと思いますが、他の乗客に迷惑をかけないためにも、ほどほどに抑えたほうが良いかもしれません。
一方で、少しユニークなランキング結果となったのは、アメリカ、フランスの結果。アメリカでは、「ウィルスをまき散らす人」が40%で1位になりました。日常からマスクをする習慣のないアメリカでは、咳やくしゃみをする人について迷惑だと感じる傾向にあるようです。また、フランスでは、「香水や体臭が臭い人」や「話し声が大きい乗客」が上位にランクインをする結果となりました。
海外へフライトをする際には、これらのことに気を付けてみると、お互いが機内で快適に過ごすことができるのではないでしょうか。
■アンケート概要
■サンプル数: 計18,237名 ■調査期間: 2019年4月12日~4月29日 ■調査方法: インターネットリサーチ
■調査対象: アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、インド、香港、台湾、韓国、日本
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がございます。